コンパクトであるため、パワーや効率はつ上の重機と劣る点はありますが、完全人力解体と比べると、効率も費用もその差は歴然です。
このように、やや道幅が狭いといった条件であれば、対応可能な場合がありますので、小型重機を所有している業者を選び、一度相談してみるのが良いと思います。
人力解体のメリット
効率も費用もかさみ、デメリットばかり目立つ人力解体ですが、メリットもあります。
大きな点は、騒音・振動が抑えられる点です。大型重機で解体した場合、防音シートなどで囲ってもどうしても音を100%遮断するのは現実的に不可能です。そこから近隣トラブルに繋がる場合もあります。
しかし、人力であれば人の力で解体をするため、重機と比べるとパワーも落ちますが、音や振動は大幅に抑えられますし、重機が転倒して事故や怪我につながるといったこともありません。
細かな作業や安全な作業が可能
重機解体で起こりうることが、隣家の壁や車を傷つけてしまったというケースです。
重機はとても便利なものですが、絶大なパワーも扱っております。少しの操作ミスが、周囲に有るものを容易く傷つけてしまう面も持っています。業者の中にはそういったケースが発生した場合に備えて保険に入っている場合もありますが、できれば保険を使わず無事故で終わらせたいものです。
人力の場合は、人間の力で慎重に解体していくので、そういった重機ではよくあるトラブルが起きにくいです。実は重機の下敷きになって従業員が死亡することは、全国的にも建築業ならばありうるというくらい高いパーセンテージを誇っています。自分が任せていた業者が、死亡事故を起こす…というのは、想像したくもありませんよね。
人力であれば、重機にまつわる事故は、ほぼ起こらないと言っても良いでしょう。